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宮永岳彦 6号 美女最高傑作年鑑 天皇皇后肖像画家

真作保証 宮永岳彦6号美女最高傑作年鑑600万天皇皇后肖像画家


私共が以前、出品致しました作品が昨年に放送されました「開運!なんでも鑑定団」に登場し、450万円という高額のハンマープライスを記録致しました(ヤフオクでの落札のなんと5倍以上)。同番組でもネットオークションについて触れられておりました。私共が出品致しました作品が同番組で取り上げられるのはこれで2回目です(前回は8倍の600万円のハンマープライス)。また、先日出品致しました作品が美術館に所蔵されました。今後とも素晴らしい作品を出品致しますのでご期待ください。(出品中の画家とは別の画家の作品です。)

先日、以前私共が出品致しました西村計雄画伯の作品が、ご遺族が運営されています美術館に所蔵されました。同作は、異国の地パリで画伯が初めての個展を開催した際に出品された作品で、美術館には下絵とポスターしか残っておらず、まさに幻の一枚でした(私共でもかなり初期の貴重な作品と推定しましたが、まさかこれほど歴史的な個展に出品された作品とは夢にも思いませんでした)。ご遺族も作品に対面し大変感激されておりました。お近くにお越しの際は、画伯のアトリエも大切に残されております美術館に是非お立ち寄りください。美術館の詳細をご覧になりたい方はここをクリック

最近、購入意志のない落札、いやがらせを目的とした評価が多発しております。新規および過去に取り引きのない方は、入札を取り消させて頂く場合がございます。参加ご希望の方は、ご連絡下さい。

オークション終了後、弊社からは取引ナビより連作させて頂いております。それ以外からメールを送信することはございませんのでご注意ください。

作家評価:2013年美術年鑑 6号=600万円(物故洋画家)

優雅な洋装に身を包んだ貴婦人は、圧倒されるほど華麗で、高貴な趣を漂わせています。「みんなに見られる絵っていうのは、豪華でなくちゃいかんね。豪華でなくちゃ。」これは生前のインタビューで、宮永岳彦が語った言葉です。ルネサンス、バロック、ロマン主義など、西洋美術の歴史は、換言するとその時代の宮廷に代表される豪奢な文化の象徴でした。西洋画のゴージャスな婦人像を、日本で再現したのは紛れもなく画伯に他なりません。この作品に於いても、丹念な筆致がとても滑らかで、紫を基調とした優美な色彩が一段と格調を高めています。麗しい顔立ちは勿論のこと、表情を強調するライティングが、モデルの気高いキャラクターを優美に演出しています。光の効果を活かした画面は、神秘的なグラデーションで女性の存在感を高め、画家が理想とした美の極地を創出し、色褪せない永遠の輝きを放っています。また、通称「宮永縁」と呼ばれている超高級額装が、西洋古典絵画の額縁にも負けないデコレーションで、作品に花を添えています。モチーフ、作品、額縁、どれを取っても申し分のない宮永岳彦の傑作です。

1974(昭和49)年、宮永岳彦はブラジルの日伯文化協会の依頼によって、当時の皇太子と皇太子妃(現天皇・皇后陛下)の肖像画を描きました。この『皇太子・同妃両殿下御肖像画』はいずれも60号の大作で、サンパウロ市にある日伯文化協会皇太子記念館貴賓室に奉掲されました。明治以降、日本人で宮内庁の正式な許可を得て天皇家を描いたのはこの作品だけといわれています。宮永はその時の感動を次のように語っています。「日本において、明治・大正・昭和三代の御世に皇室の御肖像画を正式に描いたのは私が初めてであることも感動のひとつである。この機会に恵まれたことは誰の命令でもなく、私個人の意志と希望であった」。制作に当たって宮永は、東宮御所で両陛下と面会し、「心のスケッチ」によりイメージを膨らませました。「何度かお逢いして、その人柄に接し深い感銘を受けた。そのままの感動を表すべく筆を取った。皇太子殿下は威厳を、妃殿下は慈悲を、最も表現したかったのはこの1点である」。宮永はこの作品によって、ブラジル政府からサン・フランシスコ最高勲章グランクルース章を受章。宮永はその長いキャリアのなかでも、このことを「画家としてこれほどの光栄はないと喜び、勇んだ次第であった」と最も誇りにしていました。その後、1978年から79年にかけては、国際芸術文化振興会からの依頼で、インドネシアのスハルト大統領夫妻とその令嬢の肖像画を描き、また衆議院の依頼により『平和憲法公布記念式典図』(1978年)と『第1回国会開会式図』(1980年)を制作しました。それらは画家・宮永にとっての輝かしいステイタス・シンボルとなりました。

卓越した描写力による美人画で一世を風靡した宮永岳彦。1919年(大正8年)静岡県出身の画伯は、名古屋市立工芸学校に学び、2度の兵役の後、松坂屋百貨店宣伝部に勤務しながら独学で創作活動を続け、二紀会の設立に参加しました。お馴染みの「ぺんてるクレヨン」などの商業デザインでスター的存在となり、'42年の二科展で初入選を果たした後に、本格的な画家の道を歩み始め、'47年には二紀会創立展褒賞を受賞し、二紀会同人に推挙されました。また、終戦直後から銀座を舞台にした女性風俗画を描くようになり、最先端のファッションに身を包んだ女性を鮮やかなモダニズム的な表現で描き、画壇のみならず各界の人々の共感を呼びました。その斬新で洗練された作風は、異色とも云える華美な装いで注目を集め、世界観光ポスター展最優秀賞、ブラジル・サンフランシスコ最高勲章、東郷青児美術館大賞など、様々な分野で輝かしい栄誉を受けました。そして、'79年に日本芸術院賞を受賞し、二紀会理事長にまで昇り詰め、洋画壇で確固たる地位と評価を得ました。東洋と西洋の伝統の技を融合させた「光と影の華麗なる世界」と称される美人画は、現在でも多くの洋画ファンを魅了して止みません。作品は、秦野市に開設した宮永岳彦記念美術館、東京都現代美術館、愛知県美術館などに所蔵されています。

詳細
画家:宮永岳彦タイトル:珠技法:キャンバスに油彩画面サイズ:F6号額サイズ:71x62㎝サイン:右下にサイン 共シール作品コンディション:概ね良好宮永 岳彦 (みやなが たけひこ)1919年 静岡県出身1931年 名古屋市立工芸学校卒業1942年 二科展初入選1947年 二紀会創立展褒賞受賞      二紀会同人に推挙1949年 石川達三「風にそよぐ葦」(毎日新聞連載小説)の挿絵担当1950年 日本宣伝美術協会創立に参加1954年 二紀展努力賞受賞1957年 二紀会会員に推挙1960年 世界観光ポスター展最優秀賞(アラブ連合主催)1967年 二紀会委員に推挙1968年 現代水墨画会を結成1974年 皇太子・同妃両殿下御肖像画制作      秦野市功労者表彰受賞      ブラジル・サンフランシスコ最高勲章グラン・クルース章受章1978年 東郷青児美術館大賞受賞      平和憲法公布記念式典図制作1979年 日本芸術院賞受賞1980年 第一回国会開会式記念式典図制作1986年 二紀会理事長に就任      紺綬褒章受章1987年 没(享年68歳)      勲三等瑞宝章受章2001年 神奈川県秦野市に宮永岳彦記念美術館設立2004年 「限りなき女性美への礼讃」(宮永岳彦記念美術館)所蔵/東京都現代美術館、愛知県美術館、愛媛県立美術館、佐久市立近代美術館、秦野市立宮永岳彦記念美術館、他

オークション終了後「取引ナビ」にてご連絡致します。24時間以内にご返信、5日以内にご入金お願い申し上げます。落札金額のみで、消費税は頂きません。着払いを予定しておりますので、落札金額・振込手数料をご負担下さい。配送は作品の大きさ等の都合により私共指定の配送業者になります。本作品は真作ですので、落札後のお問い合わせご質問はご遠慮ください。貴重な作品ですので、オークション終了直前でも、出品取り消しにする場合がございます、御了承下さい。作品保証期間2ヶ月となっております。何かございましたら出品中にご質問ください。梱包は箱のないものは、エアパッキンを巻きダンボールで補強致します。また、画像はデジカメの種類・撮影状況・パソコンの環境・トリミングなどにより現物とそっくりそのままではございませんのでご了承ください。神経質な方のご入札はご遠慮ください。また、額のコンディションに関しましては個別に明記致しません。新作ではありませんし、額に関しては難がある場合があるとご了承ください。また、マット部分の対比が実物と変わりますことをご了承ください。


タグ:宮永岳彦
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