作 家 名 | 吉 本 哲 ( よしもと さとし ) |
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題 名 | 『 東 欧 の 譜 』 ( プ ラ ハ の た め に ) |
寸 法 | 画寸 ~ 縦 : 50.0cm × 横 : 65.2cm ( P15号 ) |
額寸 ~ 縦 : 65.9cm × 横 : 81.2cm | |
技 法 | キャンバスに油彩 ( 2008年 制作 ) |
サ イ ン | 左 下 |
付 帯 品 | 合わせ箱 |
状 態 | 作品 : 良 好 額装 : 良 好 、( アクリル・有り、裏板・有り ) |
備 考 | 美術年鑑評価額 10.5万円/号 ( ただし、十号サイズを基準とした評価額であって、かけ離れた号数への掛算は誤りです。) (年鑑類の評価額は、現時点での市場価格とはかけ離れた、高い金額であり、流通価格の参考には全くならないとご理解下さい。 この評価額を参考にされる時は、作家同士を比べた時の"高い"、"安い"を判断する材料としてお使いになることをお薦めします。) 公的収蔵 : 玉川大学(2005年大調和展・文部科学大臣奨励賞作品「BA・NA・NA」F100号)、他 |
栴檀は双葉より芳しく、大学3年在学中初出品の大調和展に初入選し、翌卒業年1989年には大調和展努力賞を受賞、90年代に入ってからは、’92、’93、’97、’99、’02年と努力賞・奨励賞・会員努力賞を受賞して会友、会員の階段を上り、2003年には33歳の若さで晴れの大調和賞を受賞、そして、2005年には大調和最上位の文部科学大臣賞を受賞し、同年、30歳台で委員、続いて43歳で常任委員の大役に任ぜられ、大調和の将来を背負って立つ逸材、吉本 哲 画伯の 油彩 『 東欧の譜 』(プラハのために)(F6号)をご紹介します。 幼年時代に、祖母と一緒に女子美の学長であった日本画の三谷十糸子画伯と並んで坐り、小学生としては珍しい水彩の風景を描いていた画伯は、中学生まで習い続けたピアノを捨てて絵の道に進みました。 ( ※:『草土社』のあと『春陽会』に参加した劉生が意見の対立から大正14年の第3回展で脱会し、二年後の昭和2年に、当時雑誌『大調和』を編集していた武者小路と協力して二度開いた『大調和展』が、現在の『大調和会』の濫觴です。) 絵に向い合う姿勢を、次の画伯の言葉に見ることができます。 私たち絵を見る側の人間にとっても、ずしっと感じる言葉です。 (画伯は、西荻窪油絵教室で講師をつとめていますが、この教室は恩師廣畑正剛画伯の主宰です。) 画伯のホームページはこちらをご覧ください。 |
【 作 品 説 明 】 < 東 欧 の 譜 ( プ ラ ハ の た め に ) >
『プラハのために』、と副題が添えられています。 これは、絵の構成からみて、音楽を念頭に置いた副題と考えられます。 プラハの「春の音楽祭」はあまりにも有名です。また、プラハには、モーツアルトと深いかかわりを持つ十八世紀に建立の「エステート劇場」と、十九世紀につくられた「プラハ国立オペラ劇場」がありますが、特に国立オペラ劇場は1938年に一度倒産したのち、グスタフ・マーラー、リヒヤルト・シュトラウス、フェリックス ワインガルトナーら当時一流の指揮者を始めとして、世界的な歌手など、世界の音楽家たちが力を合わせて1992年に再建を果たした、という稀有の歴史で知られています。 吉本画伯は、2009年に、今回の出品作をエスキースとして制作した100号の作品で、本作と同一画題の、『東欧の譜(プラハのために)』を大調和展に出品し、その年に大調和会常任委員の推挙を受けております。 画伯より、次のようなコメントを頂戴しておりますので、ご紹介します。 『 2009年の大調和展で「東欧の譜」という同じ題名の作品を出品した事がありますが、これはそのエスキース(イメージテスト) として、その前の年に描いたものです。 吉本作品の特徴といえる、多彩な色層表現を、画伯独特のマチエールと共に、年表の後に掲載の五点の拡大図でご確認下さいますよう。 この作品がもととなって、翌年大調和会に出品された100号の作品が、画伯のホームページ/の "daichowa exhibition"欄に『 東欧の譜(プラハのために) 100号 』として掲載されています。 【ご注意下さい】落札日は13日(月)でございます。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ |
昭和41(1966)年 | 10月5日、東京にて出生 |
昭和60(1985)年 | 玉川大学芸術学科油絵専攻入学 (田中春弥教授、広畑正剛助教授の薫陶を受ける) |
昭和62(1987)年 | 第26回大調和展に初出品・初入選(三学年在学中、以後毎年出品) |
平成元(1989)年 | 玉川大学芸術学科油絵専攻卒業 第28回大調和展にて努力賞受賞 |
平成 4(1992)年 | 第31回大調和展にて努力賞受賞 大調和会会友に推挙さる |
平成 5(1993)年 | 第32回大調和展にて奨励賞受賞 |
平成 9(1997)年 | 第36回大調和展にて努力賞受賞 大調和会会員に推挙さる |
平成10(1998)年 | 一水会展出品(~2003年迄) |
平成11(1999)年 | 第38回大調和展にて会員努力賞受賞 |
平成14(2002)年 | 第41回大調和展にて会員努力賞受賞 「野の花美術展」にてIBC岩手放送局賞受賞 「浅間山絵画フェスティバル」にて最高位の特選を受賞 |
平成15(2003)年 | 第42回大調和展にて大調和賞受賞 「信州高遠の四季展」にて奨励賞受賞(2006年にも同展奨励賞受賞) 「浅間山絵画フェスティバル」にて銀賞受賞(翌2004年にも同展銀賞受賞) |
平成17(2005)年 | 第44回大調和展にて文部科学大臣賞受賞 大調和会委員に推挙さる |
平成21(2009)年 | 大調和会常任委員に推挙さる |
平成22(2010)年 | 小山敬三記念 小諸公募展 秀作賞受賞 |
平成25(2013)年 | 中札内村・北の大地ビエンナーレ展 奨励賞受賞 |
その他 | 現在、大調和会常任委員、 慈彩会会員 西荻窪油絵教室講師、 日画会(荻窪地域区民センター)講師 |
【 部 分 拡 大 図 ・等 】
【 真 筆 保 証 】 全出品作品(作者不詳を除く)について真筆を保証いたします。 ご落札いただいた作品が贋作の場合は、落札代金、送料を返金させていただきます。 (お申し出の期間は、落札日から暦日で100日間とさせていただき、所定鑑定人が定められている場合はその鑑定書をご提示頂き、返品作品の照合後に返金をさせていただきます。) |
【 送 料 】 全国一律3500円の元払いで、保険を付保の上佐川急便にてお送りすることを取引条件とさせていただきます。 佐川急便で可能な配送時間指定はお受け致しておりますのでご遠慮なくどうぞ。 |
【 落札後のご連絡等 】 落札後48時間以内にご連絡を頂く必要がございます。ご連絡のない場合は落札の削除をさせていただくことがありますので、ご注意ください。 ご連絡をもって契約の成立となりますので、その後はお取り消し頂きませんようご注意のほどお願い致します。 なお、連絡が遅れる可能性がおありの場合は、事前に入札画面のコメントボックス或いは質問欄にてご通知くださる様くれぐれもお願いいたします。 |
【 新規でご入札の方へ 】 新規で入札の方は入札を取り消させて頂く場合がございます。安全な入札参加をご希望の方は事前にこちら(メール)からご連絡先等お知らせ下さいますようお願いいたします。 |
【 次点取引きについて 】 次点取引詐欺は、当該作品を持たずに、振込みをさせようとするものです。次点取引には、必ず、出品ページに掲載してない角度からの当該作品の写真を要求されることをお薦めします。 |
【 閑話休題 】 ~ 号数と値段 ~ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
『 絵の値段に関して日本の美術市場には、この画家は"号いくら"という評価の仕方がある。これはまったく日本独特のもので、同じ画家のものでも絵の良し悪しとは無関係に大小で価値を決めてしまうのは不合理である。』 ( 池田満寿夫「美の値段」より ) 池田さんのご意見はもっともですが、だから号単価を廃止するよりも、正しく利用する方法を考えた方が現実的なので、そのための糸口を探してみました。 ◇ まず、最初に"号"とは何なのでしょうか、 ◇ 年鑑の「一号の評価額」の正しい意味 ◇ 号数から値段を推測するための換算表を作ってみました。 ◇ 号当り単価の換算表
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 【閑話休題】に関するご要望、ご感想等をこちら(メール)へお寄せ下さい。 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ |
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