SSブログ

山本文彦 鳥影 油彩50号 裸婦

山本文彦『鳥影』油彩50号/夢想世界/裸婦/三越販売作/芸術院会員


【作家名】山本文彦  【作品名】鳥影   ※真作を保証します※
『第10回宮本三郎記念賞 山本文彦展』日本橋三越(1992年4月)の出品作品です。
【作品について】
《サイズ》50号:画寸タテ90cm×ヨコ116cm
《技法》キャンバスに油彩
《署名》画面右下にサイン、キャンバス裏にサイン・タイトル、
    裏木枠にタイトル・技法・サイズのシール
《状態》良好

【額縁について】
《サイズ》タテ109cm×ヨコ135cm
《状態》作家のイニシャル“fy”をデザインした豪華な額縁。
    若干のキズ・スレがありますが問題ないかと思います。
《箱・袋》布タトウ箱・黄袋

※詳細画像等はのちほど追加掲載します

(2013年 12月 3日 23時 33分 追加)









1978年の『眠る木霊』から始まる”大地と生命”をモチーフとした山本文彦の”幻想的な裸婦”は、1991年に『叢岩』を二紀会に出品し、翌年に同作品で宮本三郎賞受賞となって山本文彦を代表する作品となる。

二紀展の出品作を見ると1994年には着衣の女性と裸婦、“海と生命”のモチーフへと移行している。
また、近年では裸婦を描いていないようだ。

当出品作『鳥影』は“幻想的な裸婦”のクライマックスに近づいた1990年の制作で「山本文彦 油絵展」(日本橋三越)に出品・販売され、1992年『宮本三郎記念賞・山本文彦展』(日本橋三越)に出展された作品です。

大地と水辺に横たわる裸婦は生命の根源を表現し、空を飛ぶ鳥は現実と非現実とをわずかに開いた空間でつなぎ合わせているかのようにも思えます。横たわる女性を上左側に、うずくまる女性は下中央の僅か左側に、水辺を下のやや右側に、空の窓をその上の少し右側に配置した構図がとてもバランスよく、空を水とを同系色にしないことで、裸婦・大地・水辺・空とで色のバランスも感覚的に計算されているのでしょう。そして、精緻を極めたマチエールから生み出さたこの作品は、宝石のように透明でありながら美しい光を放っているかのようだ。

マチエール作りに人一倍凝る画家・山本文彦は手の内をこう説明する。
「油絵具というものを考えた場合、私は非常に硬質な宝石のような感じに使いたいのです。実際、油絵具の艶やコクのある色調には宝石のような輝き委が感じられます。だから絵具を単に塗っていくというのではなく、磨きだされたという感じで使っていくようにしています。主としてホワイトで下地を作り、それにグレージングして、さらに磨きだすという描き方をしています。だから塗る、削る、描く、磨くという作業が何度も繰り返されることになります。かなり鉱物質的な色の輝きのようなものが出来て、下に塗った色が少し見えたりするので、ちょうど石を研磨するような楽しみがあります。
(山本文彦『肉体というコスチューム』月刊ボザールNo.118 ,1987年10月号)」

二紀展に出品される作品の多くは100号や200号と一般家庭に飾るにはかなり大きいと思いますが、
出品作品は迫力がありつつも大きすぎない50号で「山本文彦 油絵展」(日本橋三越)の図録をみると
「これはっ!」と目を引く1点で、かつ唯一の50号の大作です。(図録掲載外に50号が2点あります)
もちろん、作品実物が掲載画像とは比べ物にならないほど美しいものであるのは全く表現できません。



【作家略歴】  
1937年 東京都中野区に生まれる
1961年 東京教育大学教育学専攻科芸術専攻修了
1970年 昭和会展 林武賞受賞
1971年 安井賞展 安井賞受賞
1976年 金山平三記念美術賞受賞
第30回記念二紀展文部大臣賞受賞
1981年 第35回記念二紀展内閣総理大臣賞受賞
1991年『山本文彦油絵展』(日本橋三越)
1992年 宮本三郎記念賞展 宮本三郎賞受賞
   『宮本三郎記念賞・山本文彦展』(日本橋三越)
1996年 NHK教育テレビ「油絵を描く」講師
1997年 個展(日動画廊)
2010年「樹想」で日本芸術院恩賜賞、日本芸術院会員
現在 二紀会常任理事、筑波大学名誉教授















【作品の確認について】
・東京銀座の当店にて出品作品の状態を確認することができます(要連絡)。
・ご落札いただいた場合の直接受け渡しも可能です。

【お支払金額について】
・落札金額+送料 (オークションストアではないので別途消費税は頂きません)

【真作保証について】
・出品作品が真作でなかった場合、返品を受け付けます。詳しくは自己紹介欄をご覧くださいませ。

【ご注意】
・掲載画像は出来るだけ実物に近い状態かと思いますが、モニタの種類等により実物と若干異なることがあります。
・当店では価格吊り上げ行為・入札価格調整行為等は一切していないことを保証します。
・そのため驚きの低価格で落札できる場合もありますが、
 終了予定時間の5分前に想定を大きく下回っている価格の場合は自動延長する前にオークションを取り消す場合がございます。
・予めご了承のうえ、お早目にご入札いただけるようお願い申し上げます。

当店セブンシーズギャラリーは東京・銀座にある 実店舗(←リンクはGoogle情報)にて営業しております
過去に取引トラブルは一度もございません。安心してご入札くださいませ


タグ:山本文彦 鳥影
Copyright © 絵画をお徳に通販しましょう♪ All Rights Reserved.
当サイトのテキストや画像等すべての転載転用・商用販売を固く禁じます

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。